同業の修理店様から、急に電源が入らなくなったAQUOS zero2(SH-01M)の基板修理をご依頼いただきました。正常なバッテリーに付け替えても電源が入らなかったため、基板側の故障を疑って調査した事例です。
全国から郵送で受付中:Androidスマホの電源が入らない・起動しない・データを取り出したい、といった基板修理を承っています。 相談・お申し込みの方法を見る ↓
ご依頼の内容
- 機種:SHARP AQUOS zero2(型番 SH-01M)
- 症状:急に電源が入らなくなった
- 依頼元:修理店様からの代行依頼
- 確認済みのこと:正常なバッテリーを取り付けても電源が入らない
分解と診断

背面側から分解し、調査のためにメイン基板を本体から取り出しました。

スマホの基板は、電流を直接流すことで電源を入れることができます。電源を入れたときの電流の流れを確認したところ、基板のどこかでショート(本来つながらない回路同士がつながってしまう状態)が起きている様子はありませんでした。
原因:RAMとCPUのはんだクラック
Androidスマホでは、メイン基板にあるRAMやCPUのはんだが熱によってはがれる「はんだクラック」が起き、端末が起動しなくなることがあります。この機種はこの症状がとても多く、今回もRAMとCPUのはんだクラックと判断しました。
行った作業
RAMとCPUの取り外し

RAMとCPUを一度取り外した状態です。すぐ隣にはデータが入っているストレージがあるため、影響が出ないよう注意しながら作業しました。
はんだボールの作り直し(リボール)

RAMとCPUの裏側には、もともとはんだボールが並んでいますが、取り外すと欠けてしまいます。そこで古いはんだをきれいに取り除き、新しいはんだボールを作り直します。

こちらはCPUのはんだボールを作るためのステンシル(型)です。これを使うと、細かいはんだボールを均一に作ることができます。


RAM側とCPU側の両方で、はんだボールの形成が完了しました。このあとヒートガンで加熱しながら、RAMとCPUを基板に取り付け直しました。
修理結果

作業前は画面に何も表示されませんでしたが、取り付け直したあとは画面が表示されるようになりました。

端末は無事に起動する状態になりました。
追記:同じ症状の別のAQUOS zero2(2025年10月22日)
この機種はかなりの数のご依頼をいただいており、全国からご依頼いただけます。こちらは「ロゴで止まって起動しない」「充電器をさしても全く反応がない」という症状の端末です。

取り出したメイン基板です。ここからCPUの再実装を行います。

熱のかけすぎに注意しながら、ヒートガンでCPUを取り外しました。そのあと再実装して動作を確認します。


起動する状態に戻り、データ復旧が完了しました。
同じ症状でお困りの方へ
AQUOS zero2は、急に電源が入らなくなる、ロゴで止まる、充電に反応しないといった症状でのご相談が多い機種です。バッテリーを替えても電源が入らない場合は、基板側の故障が考えられます。データを残したい方は、初期化や本体交換の前にご相談ください。
AQUOS zero2 の基板修理・データ復旧の料金、ほかの事例、郵送でのご依頼方法は AQUOS zero2 基板修理のページ にまとめています。
全国から郵送OK・ご来店(埼玉県熊谷市)も可
Androidスマホの基板修理・データ復旧のご依頼
基板修理は一律 33,880円(税込)。修理できなかった場合は作業料 3,300円のみです。
- LINEで機種と症状をお送りください(ご相談・お見積りは無料)
- 修理依頼書を印刷・記入し、端末と一緒に元払いでお送りください
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