前日まで普通に使えていたのに、突然電源が入らなくなったiPhone SE(第2世代)の基板修理を、同業の修理店様からご依頼いただきました。CPUの取り付け直しでは直らなかったため、CPU移行を行い、起動してデータをお返しできた事例です。
全国から郵送で受付中:iPhoneの電源が入らない・起動しない・データを取り出したい、といった基板修理を承っています。 相談・お申し込みの方法を見る ↓
ご依頼の内容
- 機種:iPhone SE(第2世代)
- 症状:ある日突然、電源が入らなくなった(落下や水没の心当たりはなし)
- 依頼元:同業の修理店様からの代行依頼
- ご要望:写真や連絡先などのデータがどうしても必要
分解と診断

端末を分解して基板を取り出し、顕微鏡で確認しました。見た目には、焼けや腐食などの目立った傷みはありませんでした。
そこで基板に直流安定化電源(電圧と電流を細かく調整できる電源装置)をつなぎ、電流の動きを確認しました。電源を入れると、電流が15mAでぴたっと止まりました。
本来は起動が進むにつれて電流が段階的に上がっていきます。15mAで止まるのは、起動のごく初めの段階で処理が止まっているということです。この動きから、CPU周りの接触不良を疑いました。
行った作業
CPUの取り付け直し

まずCPUを一度基板から取り外し、リボール(はんだボールの作り直し)をしてから取り付け直しました。CPUのはんだクラック(はんだの細かい割れ)が原因であれば、この作業で直ることが多いためです。
しかし、取り付け直したあとも起動せず、電流の動きにも変化はありませんでした。この時点で、基板側とCPU側のどちらに原因があるのかを見分けるのが難しい状態になりました。
CPU移行

原因の切り分けが難しいと判断し、CPU移行に切り替えました。CPU移行とは、故障した基板からCPU(とペアになっているチップ)を取り外し、正常な基板へ移す修理方法です。
iPhoneのデータはCPUと暗号化の情報が結びついているため、CPUが生きていれば、基板を載せ替えてもデータを取り出せる可能性があります。難しい作業ですが、基板側に原因がある場合の最終手段として有効です。
修理結果

CPUを移して組み上げ、電源を入れると、リンゴマークが表示されて端末が起動しました。

その後の動作確認でも問題はなく、写真や連絡先などのデータもすべて無事でした。お客様が必要とされていたデータをお返しできました。
同じ症状でお困りの方へ
iPhone SE(第2世代)が突然電源が入らなくなった場合でも、基板修理やCPU移行でデータを取り出せることがあります。他店で修理できない、データは諦めてくださいと言われた端末もご相談ください。修理店様からの代行依頼、個人のお客様からのご依頼、どちらも承っています。
iPhone SE2 の基板修理・データ復旧の料金、ほかの事例、郵送でのご依頼方法は iPhone SE2 基板修理のページ にまとめています。
全国から郵送OK・ご来店(埼玉県熊谷市)も可
iPhoneの基板修理・データ復旧のご依頼
成功報酬型です。料金は iPhone基板修理の料金ページ をご覧ください。
- LINEで機種と症状をお送りください(ご相談・お見積りは無料)
- 修理依頼書を印刷・記入し、端末と一緒に元払いでお送りください
- 到着後に診断し、お見積りをご連絡します。ご了承後に修理し、原則3〜7日でご返却します(送料は往復ともお客様負担)
送り先:〒360-0813 埼玉県熊谷市円光1-3-4 Stock Repair 修理受付 宛(TEL 048-580-5039)