iPhone・iPad基板修理ストックリペアのブログを拝見いただきありがとうございます。
修理店様から修理依頼をいただきました。
iPhoneが起動しないとご相談頂きました、端末の電源が入らなくなる前は端末がかなり熱くなったようです。パーツ交換などでも改善しなかったということで基板修理ご依頼いただきました。
モデル番号A2649,A2881,A2884,A2883,A2882
端末を分解して基板を取り出していきます

端末からメイン基板を取り出しました。
基板が熱くなって端末の外側が熱く感じたということはかなり熱を発していたのだと思います、基板のみに電流を流して熱が発生している箇所がないかサーモグラフィーを利用して故障個所を探してみたところ端末内部に原因箇所がありそうでした。
iPhoneの基板は二層で構成されているため基板の分離が必要になります、基板を分離して基板内部の故障個所を特定していきます。
故障個所の特定

iPhoneの基板を分離するツールです、このツールを用いて基板の分離を行っていきます、iPhoneは新しい機種程高温でないと分離が難しくなっています、慎重に作業を進めていきます。

基板を分離した状態です。基板の上下には表側、裏側があります、そのどこに故障個所があるか特定できるようにまずは上下基板のどちらに故障個所があるか電流を流して確認していきます。するとCPUや電源に関する側の基板が故障しているのがわかりました。そちらの基板の中に故障個所があるのでさらに詳しく調べていきます。

写真の中央にある大きいチップはオーディオチップです、このチップが熱を発しているのがわかりました、熱を発しているということはショートを起こしてしまっているということです。よく見るとチップの左上角がかけてしまっているのがわかりました。より詳細に見てみます。

やはりチップの角がかけてしまっています、このチップを取り外して新しいものに交換して修理を行っていきます。
衝撃によってこのチップ割れてしまったのだと思います、かなり大きい衝撃だったのだと思います。

オーディオチップを取り外しました。新しいチップは同じiPhone14の基板についているものから取り外して交換を行っていきます。

基板の故障したチップを交換を行ったので次に二層になっていた基板をもとに戻していきます、二つの基板ははんだボールによって接着されていました、元々ついていたはんだをきれいに取り除いて新しいはんだボールを形成して再度取付を行います。写真は基板の上にのせてはんだボールを形成するツールです。基板の外周にはんだペーストを塗布してはんだボールを形成します。

写真で確認しにくいかもしれませんが基板の外周に細かい丸がたくさんあると思います、この部分が均等にならないと2つに分かれた基板を正常に戻すことはできません。丁寧に作業を進めていきます。
2つの基板をもとに戻したら端末に基板を戻して動作確認を行っていきます。
基板を端末に戻して動作確認を行う。

画面表示がされるようになりました。充電が全くされていなかったようで充電マークが表示されました。

ロゴマークが表示されました、このまま待てば電源が入りそうです。

基板修理で端末は起動する状態になりました。
データそのまま修理完了です。
最後に
iPhoneの起動不良や充電が出来ない、リンゴループになってしまった、
端末を水没してしまって電源が入らなくなってしまったなどお困りの場合は
当店にご相談下さい。
iPhone・iPadは急に電源がつかなくなってしまう場合が時としてあります
その場合でも端末内部の基板にはデータが残っていますのでデータはあきらめないでください。
当店にご相談頂ければデータ復旧可能です。
端末内部には大切な写真データやお仕事で利用しているものなどもあると思います、
直ぐに対応してもらいたい場合も柔軟に対応可能です。
全国のiPhone修理店でiPhoneの基板修理が対応可能なわけではありません、
ほとんどは基板修理を受け付けを行ってから修理のできる会社や店舗に依頼しています。
当店ではそのような依頼も受けています。数少ない基板修理対応の店舗です。
直接ご依頼いただける場合は優先的に対応しております。お急ぎの場合はまずご相談ください。
修理店様からの代行修理依頼可能です。
基板修理以外のiPad代行修理や任天堂switch修理、androidスマホ修理も対応可能です。
[対応機種]
iPhone・iPad・androidスマホ・任天堂Switch
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