
「着信音が鳴らない」「動画を再生しても音が出ない」「電話で相手の声が聞こえない」。iPhoneの音のトラブルは、修理店に持ち込まれる前に設定を見直すだけで直ることも多い症状です。
一方で、落としたあとや水に濡れたあとから音が出ない場合は、スピーカーやマイクの部品が壊れていることがあります。この記事では、どこから音が出ないのかの見分け方、自分で確認できること、修理が必要なときの料金をまとめます。
まず「どの音が出ないか」を確かめる
iPhoneには音に関わる部品がいくつかあり、どれが悪いかで直し方が変わります。
| 症状 | 関係する部品 | 場所 |
|---|---|---|
| 着信音・動画・音楽の音が出ない | 下部スピーカー | 本体の下、充電口の横 |
| 通話で相手の声が聞こえない(スピーカーフォンだと聞こえる) | 受話口(イヤースピーカー) | 画面の上部 |
| 通話でこちらの声が相手に届かない | マイク | 本体の下・上部・カメラの横 |
| 音が小さい・割れる・こもる | スピーカーの汚れ・水濡れ・劣化 | 下部または上部 |
通話で相手の声が聞こえないときは、スピーカーフォンに切り替えてみてください。スピーカーフォンなら聞こえるなら、悪いのは画面上部の受話口です。逆に、どちらでも聞こえないなら、設定や下部スピーカー、基板側を疑います。
郵送修理(全国)
直らないときは、郵送で診断・修理できます
全国から郵送で受け付けています。他店で断られた基板の故障もご相談ください。お見積りは無料、修理できなかった場合は作業料3,300円(税込)のみです。
送料は往復ともお客様のご負担です。発送の前に、LINEかフォームで機種と症状をお知らせください。
自分で確認できること
1. 消音モードと音量
- iPhone 15 Pro・15 Pro Max、16シリーズ以降:アクションボタンで消音モードになっていないか確認します。消音のときは、画面上部に斜線の入ったベルのマークが出ます。
- それ以前の機種:本体左側の着信/サイレントスイッチが、オレンジ色が見える側(消音)になっていないか確認します。
- 「設定」→「サウンドと触覚」で、着信音と通知の音量のスライダーを左右に動かします。スライダーを動かしたときに音が鳴れば、下部スピーカーは生きています。
動画やゲームの音は、消音モードと関係なく音量ボタンで上げる必要があります。音量が一番下になっていないかも見てください。
2. Bluetoothの接続先
AirPodsやBluetoothスピーカー、車のオーディオにつながったままだと、iPhone本体からは音が出ません。コントロールセンターを開き、音楽の枠の右上にあるAirPlayのマークを押して、出力先が「iPhone」になっているか確認してください。Bluetoothを一度オフにして試すのも早い方法です。
3. 集中モードと「通話の音声」
「おやすみモード」などの集中モードがオンだと、着信や通知の音が鳴りません。また「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「通話オーディオルーティング」が「Bluetoothヘッドセット」や「スピーカー」になっていると、通話の音の出方が変わります。普段は「自動」にしておきます。
4. 再起動とiOSの更新
ソフトの不具合で音が出なくなっていることもあります。再起動して直るなら様子を見て、繰り返すようならiOSを最新にしてください。
5. スピーカーの穴の汚れ
ポケットのほこりや化粧品、皮脂でスピーカーの網が詰まると、音が小さくなったりこもったりします。乾いた柔らかいブラシ(新しい歯ブラシなど)で軽く払ってください。
やってはいけないこと
- つまようじや針で穴を突く:スピーカーの網や中の振動板を破ってしまうことがあります。
- エアダスターを至近距離で吹きつける:強い風で振動板が傷んだり、ほこりを奥に押し込んだりします。
- 水に濡れたあと、乾く前に大音量で鳴らし続ける:音がこもるのは中に水が残っているためです。まずは乾かしてください。水に濡れたときの対処は スマホを水没させたらやってはいけないこと にまとめています。
修理が必要になるケース
ここまで確認しても音が出ないときは、部品の故障が考えられます。
スピーカー・受話口・マイクの故障
落下の衝撃や水濡れ、長年の使用で、スピーカーやマイクそのものが壊れることがあります。この場合は部品を交換すれば直り、データもそのまま残ります。当店ではスピーカー・受話口・マイクの交換は「スモールパーツ修理」として承っています。
画面の上部にある受話口の部品は、機種によって近接センサーなどと一体になっています。部品が傷むと音だけでなく、通話中に画面が消えない、再起動を繰り返すといった別の症状が出ることもあります。
基板の故障(オーディオICなど)
部品を新しくしても音が出ないときは、iPhoneの中の基板にある音を扱う部品(オーディオIC)や、その周りの配線が傷んでいます。よく知られているのがiPhone 7 / 7 Plusで、次のような症状がまとめて出るのが特徴です。
- 通話中にスピーカーのボタンが灰色になって押せない
- ボイスメモで録音できない、録音ボタンが押せない
- 起動に時間がかかる
この場合は部品の交換では直らず、基板修理が必要です。
当店の料金(税込)
スピーカー・受話口・マイクの交換は、スモールパーツ修理の料金 に準じます。
| 機種 | スモールパーツ修理 |
|---|---|
| 16シリーズ | 19,580円 |
| 15シリーズ | 18,480円 |
| 14シリーズ | 17,380円 |
| 12シリーズ / 13シリーズ / SE(第3世代) | 16,280円 |
| 11 Pro / 11 Pro Max | 14,080円 |
| 6s〜11 / SE(第2世代) | 8,580円 |
基板修理が必要な場合は、iPhone 11以前・SE(第2世代)が21,800円、12・13・SE(第3世代)が29,700円、14が35,200円、15・16が49,500円です。詳しくは iPhone 基板修理・データ復旧 をご覧ください。
※表示価格は目安です。分解・診断を始めたあとのキャンセルや修理できなかった場合は、作業料3,300円(税込)をいただきます。
当店の実際の修理事例


カメラやスピーカーの症状ごとの修理の流れは カメラ・音が出ない不具合の修理 にもまとめています。
ご依頼方法
埼玉県熊谷市円光の Stock Repair 熊谷店では、iPhoneのスピーカー・マイク交換を予約なしで承っています。部品の在庫があれば当日中にお渡しできます。遠方の方は 全国から郵送 でも受け付けています。「設定なのか故障なのか分からない」という段階でも、店頭で一緒に確認しますのでお気軽にご相談ください。


