同業の修理店様から、突然起動しなくなったAQUOS wish2の基板修理をご依頼いただきました。CPUのはんだクラックと判断してCPUを取り付け直し、端末が起動してデータを残せる状態に戻した事例です。
全国から郵送で受付中:Androidスマホの電源が入らない・起動しない・データを取り出したい、といった基板修理を承っています。 相談・お申し込みの方法を見る ↓
ご依頼の内容
- 機種:SHARP AQUOS wish2
- 症状:前触れなく画面が真っ暗になり、それ以降まったく反応しない
- 依頼元:同業の修理店様からの代行依頼
- ご要望:端末内のデータを取り出したい
分解と診断
充電時の電流を確認
まず、USB電流チェッカーで充電時の電流を確認しました。1A以上の電流は流れていましたが、画面は真っ暗のままです。電気は流れているものの、起動の途中で止まっていると考えられました。
基板単体で起動テスト

端末を分解してメイン基板を取り出し、基板に直接電源をつないで起動を試しました。電流計の針は0.2アンペアのところで止まり、それ以上は上がりませんでした。正常に起動する場合は、ここからさらに電流が上がっていきます。
原因:CPUのはんだクラック
実体顕微鏡で基板を観察し、これまでの結果から、CPUのはんだクラックが原因の可能性が高いと判断しました。はんだクラックとは、CPUと基板をつなぐはんだに細かいひびが入り、電気の通り道が不完全になる状態です。

行った作業:CPUの再実装

基板や周りの部品に熱のダメージが出ないよう温度に気をつけながら、CPUを取り外しました。
取り外したあとは、基板側とCPU側の古いはんだをきれいに取り除きます。そのうえで新しいはんだボールを並べ(リボール)、CPUを元の位置に載せました。位置がずれると接続不良の原因になるため、顕微鏡で確認しながら作業しています。

最後に再加熱(リフロー)してはんだを溶かし、CPUと基板をしっかり接合しました。冷えたあと顕微鏡で確認し、はんだ同士がつながるブリッジや気泡(ボイド)がないことを確かめました。


修理結果
CPUを取り付け直したあと、基板に電源をつないで起動テストを行ったところ、端末は問題なく起動するようになりました。画面も正常に表示され、タッチ操作にも反応します。


端末内のデータを残したいというご希望でしたが、無事に起動し、写真や連絡先などのデータを守ることができました。
同じ症状でお困りの方へ
AQUOS wish2が突然起動しなくなった場合、CPUのはんだクラックが原因のことがあります。メーカー修理では初期化されてデータが消えてしまいますが、基板修理ならデータを残したまま直せる可能性があります。データをあきらめる前にご相談ください。
AQUOS wish2 の基板修理・データ復旧の料金、ほかの事例、郵送でのご依頼方法は AQUOS wish2 基板修理のページ にまとめています。
全国から郵送OK・ご来店(埼玉県熊谷市)も可
Androidスマホの基板修理・データ復旧のご依頼
基板修理は一律 33,880円(税込)。修理できなかった場合は作業料 3,300円のみです。
- LINEで機種と症状をお送りください(ご相談・お見積りは無料)
- 修理依頼書を印刷・記入し、端末と一緒に元払いでお送りください
- 到着後に診断し、お見積りをご連絡します。ご了承後に修理し、原則3〜7日でご返却します(送料は往復ともお客様負担)
送り先:〒360-0813 埼玉県熊谷市円光1-3-4 Stock Repair 修理受付 宛(TEL 048-580-5039)