iPhone・iPad基板修理ストックリペアのブログを拝見いただきありがとうございます。
郵送にてご依頼いただきました。
iPhoneSE2が車に轢かれてしまって端末の画面と背面がともにバキバキの状態でご相談頂いた端末だそうで、
まず画面交換で改善できるかパーツの交換を行ったそうですが改善されなかったようです、
端末内部のデータが欲しいとご相談頂きました。
iPhoneは画面のタッチの反応がない、画面操作が行えない場合はデータのバックアップができません、
どうしても端末内部のデータが欲しいとご依頼いただきました。
端末を分解して基板を取り出していきます
端末を分解してメイン基板を取り出して作業を進めます。
端末からメイン基板を取り出しました。
故障しているであろう箇所を調査していきます。
故障個所の特定・基板修復
このタッチが反応しない症状はよく起きます、この原因は基板の内部でCPUから送られる信号が基板内部の断線によって
届かなくなってしまうことで起こります。
基板の調査を行ってどこの箇所が断線しているか調べて断線してしまっている箇所の修復を行っていきます。
iPhoneSE2の基板は何層にもなっていてその中で断線が起きてしまっている箇所があります。
これは大きな衝撃によっておこる症状です。
所定の箇所を削って目的の階層にある線を削り出します。
断線していてつなげなくてはいけない線を見つけることができました。
そのほかの箇所に断線してしまった線を接続するためのエナメル線が接地しないように緑の硬化剤を塗布して固めました。
その後配線を繋げてタッチ不良が改善しているか確認していきます。
線をつなぎ修復を終えたので、画面・バッテリー・充電挿し口を取り付けてタッチ不良が改善しているか確認を行いました。
無事タッチ不良は改善してタッチの反応が改善されました。
しかし起動した状態で操作を行っていると電源が勝手に落ちてしまいました、
端末のストップウォッチで確認してみると3分程度で再起動が起きてしまっているのが確認できました。
3分で再起動が起きてしまう症状は様々なケースがありますが、今回は衝撃が原因なので同じく断線してしまっているのだと思います、
さらに調査を進めて断線箇所を改めて修復していきます。
ディスプレイパーツのコネクタ部分で一か所抵抗値が本来ある箇所なのですが抵抗値がない箇所がありました、
この部分が断線して3分再起動が起きてしまっているのだと思います。
iPhoneの回路図を確認して配線をたどっていくと先ほど繋げた箇所の隣にあるラインでした、
衝撃が大きかったためにこちらの線も断線してしまったようです。
こちらのラインもつなげます。
エナメル線で追加で断線を修復します。
CPU近くの抵抗部分からエナメル線をつなぎます。
断線箇所を繋げたら一度外したシールドをもとに戻します。
端末に基板を戻して動作確認を行います。
基板を端末に戻して動作確認を行う
タッチの反応が改善されて、再起動も収まりました。
基板修理で端末はデータ取り出し可能な状態になりました。
データそのまま修理完了です。
最後に
iPhoneの起動不良や充電が出来ない、リンゴループになってしまった、
端末を水没してしまって電源が入らなくなってしまったなどお困りの場合は
当店にご相談下さい。
iPhone・iPadは急に電源がつかなくなってしまう場合が時としてあります
その場合でも端末内部の基板にはデータが残っていますのでデータはあきらめないでください。
当店にご相談頂ければデータ復旧可能です。
端末内部には大切な写真データやお仕事で利用しているものなどもあると思います、
直ぐに対応してもらいたい場合も柔軟に対応可能です。
全国のiPhone修理店でiPhoneの基板修理が対応可能なわけではありません、
ほとんどは基板修理を受け付けを行ってから修理のできる会社や店舗に依頼しています。
当店ではそのような依頼も受けています。数少ない基板修理対応の店舗です。
直接ご依頼いただける場合は優先的に対応しております。お急ぎの場合はまずご相談ください。
修理店様からの代行修理依頼可能です。
基板修理以外のiPad代行修理や任天堂switch修理、androidスマホ修理も対応可能です。
[対応機種]
iPhone・iPad・androidスマホ・任天堂Switch
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