iPhone・iPad基板修理ストックリペアのブログを拝見いただきありがとうございます。
修理店様から修理依頼をいただきました。
iPhoneで動画を見ていたところ突然電源がつかなくなってしまったようです、突然電源が落ちて起動しない状態になった場合は基板故障の可能性が高いです。まずは端末の分解を行って基板の調査を進めていきます。
モデル番号A1984、A2105、A2106
端末を分解して基板を取り出していきます

充電器をさしても電流は流れているのですが通常の電流に比べて半分ほどしか流れていませんでした、この状態では充電も出来ずに電源が入ることはありません。

端末からメイン基板を取り出しました。基板のどこが故障しているか調査を進めて故障個所を特定して修理を行っていきます。
故障個所の特定


iPhoneのハードディスク部分はnandと呼ばれるチップです、この写真の真ん中に配置されているのがnandです。この近くのコンデンサがショートしているのが確認できました。

nandラインのショートを取り除いたのですがその他の箇所もショートがあるようでほかの故障個所も特定が必要です、大概の場合は基板のどこか一か所が故障しているのでその箇所の修復で改善できるのですが今回はかなり珍しいパターンです、基板に直接電流を流して故障個所を探ったところ先ほどは基板の裏側に故障がありましたが表側にショートしている箇所があるようです詳しく調べていきます。

基板にアクセスができるように基板をカバーしているシールドを取り外しました。この機種のよくショートを起こす箇所を調べてみたところやはりそこのラインがショートしていました。

回路図では個々の箇所です。

マツヤニを塗布してとこで熱が発生しているのか確認してみたところ、やはりよく故障する箇所が原因でした。

シールドを戻してから端末にメイン基板を戻して動作確認を行います。
基板を端末に戻して動作確認を行う。

端末に基板を戻して充電器をさしてみたところ充電マークが表示されました、このまま充電を進めれば電源はつきそうです。

無事端末は起動する状態になりました。
データそのまま修理完了です。
最後に
iPhoneの起動不良や充電が出来ない、リンゴループになってしまった、
端末を水没してしまって電源が入らなくなってしまったなどお困りの場合は
当店にご相談下さい。
iPhone・iPadは急に電源がつかなくなってしまう場合が時としてあります
その場合でも端末内部の基板にはデータが残っていますのでデータはあきらめないでください。
当店にご相談頂ければデータ復旧可能です。
端末内部には大切な写真データやお仕事で利用しているものなどもあると思います、
直ぐに対応してもらいたい場合も柔軟に対応可能です。
全国のiPhone修理店でiPhoneの基板修理が対応可能なわけではありません、
ほとんどは基板修理を受け付けを行ってから修理のできる会社や店舗に依頼しています。
当店ではそのような依頼も受けています。数少ない基板修理対応の店舗です。
直接ご依頼いただける場合は優先的に対応しております。お急ぎの場合はまずご相談ください。
修理店様からの代行修理依頼可能です。
基板修理以外のiPad代行修理や任天堂switch修理、androidスマホ修理も対応可能です。
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